姉妹の受験を終えて

30期生(2023年卒) 受験生・保護者(母)

 大宮駅でテッカとETの激励を受けて、次女を送り出し、ソワソワした気持ちを落ち着けるべく、今の率直な気持ちを書いてみます。エデュコの受験体験記は、どの受験指南書よりも率直で、心の励みにしていましたので、少しでも参考になれば幸いです。


 我が家は、3学年差の姉妹で、通算約6年半エデュコにお世話になりました。長女の時は、親子共に初めての中学受験で、不安や焦る気持ちで一杯、とにかく何もわからず、必死でした。しかし、次女の時は長かった中学受験生活もようやく終われるのかと思うと、心配よりも安堵する気持ちが大きかったです。なぜなら、長女の同級生も皆それぞれ、第一志望であってもなくても、結果として各人に合った学校に通っている場合が多く、それがご縁なのかな、と。社交性のある次女なら、志望順位にかかわらず、進学した学校で楽しく過ごせるはずと確信していたからです。
 また、長女が中学校生活を過ごす中で、どの学校に行くかよりも、進学した学校でどう過ごすかが大事だと実感していたこと、また次女本人が第一志望の学校に向けて自ら勉強するようになり精神的に成長したことなどから、合否の結果に関わらず、無事に入試が迎えられれば、親としての責任が果たせたと思ったからです。


 1月10日早朝、普段クールな次女も、大宮駅での激励に、「ヤバイ、泣きそう…」とつぶやいてました。その言葉を聞いて、とても感慨深かったです。成績が上がらず、何回も親子で中学受験を続けるかについて話し合ったり、家庭内が険悪な時もありましたが、本人の中で達成感を感じるまで勉強に取り組み、エデュコでの充実した時間があったのだと実感することができました。


 長女と次女は、性格も異なり、次女はコロナ禍での受験だったため、それぞれ入試に向けての戦略が異なりました。本人に合った学校を探す中で、長女とは異なる学校を受験することになりましたが、出来るだけ普段から、姉妹の比較はしないように心がけていました。
 長女の時は、受験科目の要である算数を伸ばすにはどうしたら良いかを家族で話し合いました。次女の時は、エデュコで算数・理科の2科目を選択し、国語・社会は在宅勤務中心となった父親と先取り学習をしてなるべく毎日算数に取り組む時間を増やすことにしました。
 始めは、算数の抽象的な概念や特殊算(つるかめ算も…最大公約数の概念も…)に手こずっていましたが、E Tの楽しく丁寧な授業と、「必ずできるようになるから頑張ろう!」という、きめ細やかなメンタルサポートにより、基本的な問題はできるようになりました。最終的に、算数が楽しいと言うまでに成長しました。


 30期生は、4年生の授業が始まってすぐに、コロナ禍の緊急事態宣言により学校にも塾にも通えないという、なんとも先行き不安な生活が始まりました。そのような状況下で、エデュコは、すぐに動画配信で対応して下さり、有り難かったです。
 4年生・5年生時は、軒並み文化祭や学校説明会が中止となり、志望校が決まらない、何の為に勉強するのかわからない、といった漠然とした不安を抱えながらの受験勉強で本当に大変でした。
 6年生になると、学校行事も3年ぶりの開催となり、夏前には無事に第一志望校を決められて、本人のモチベーションも上がり、志望校に絞った勉強を中心に取り組むことができました。
 弱点と総復習の夏休みが終わり、秋以降は、過去問に取り組みました。週末は模試や受験校の入試前説明会もあり、忙しく過ぎていきました。
 1月中旬に本人が体調を崩し、前哨戦である1月校を受験できず、療養と自宅学習をする日々は、不安で眠れない日々でした。最後の志木の答練を無事に受けて(初めて第一志望の合格点を超えました)、ときわ台で面接試験の練習をし、無事2月1日に会場へ娘を送りだした瞬間、緊張の糸が切れ、心からほっとしました。


 2月1日、娘を待つ講堂で、中学校の先生から、「中学受験なので合否は出てしまいますが、ここまで来られただけ百点満点です。保護者の皆様、おつかれさまでした。」というお話がありました。ご縁を頂けなかったけれど、第一志望として目標にしてきて良かったと感慨深かったです。
 2月2日に受験した学校へ進学が決まりました。十二月最後の合不合判定テストを受けた学校で、ご縁を感じました。模試を待つ間、学校説明会に参加し、校長先生の視野の広い教育観や先生方の親しみやすい雰囲気に、娘が楽しく充実した学校生活を送れるであろうと感じた学校でした。
 2月4日、家族全員で手続きに行き、我が家の長かった中学受験生活が終わりました。第一志望の学校ではなかったけれど、親子とも気持ちを切り替えて、入学を楽しみにしています。
 世の中にあふれている一部の方の<合格体験記>ではなく、エデュコの<受験体験記>の意義が、姉妹の受験を通して、ようやくわかったような気がします。

 ちなみに、四谷大塚の合不合判定テストとの相性は良くなく、結果は毎回低迷していました。志望校を変えるべきか?かなり不安になり、テッカやETに何度も相談させて頂きました。エデュコの受験体験記にも書いてあるように、模試の偏差値を基準に学校を選ぶのではなく、本人の希望と過去問との相性で受験校を決める事を強くお勧めします。

 最後になりましたが、お世話になりました先生方、スタッフの方、共に励まし合いながら一緒に切磋琢磨した30期の6年生の皆さん、日々サポートに尽力した保護者の皆様、本当にありがとうございました。