息子二人の中学受験を終えて

24期生(2017年卒)保護者 東光 優・母

 エデュコには兄弟で五年間お世話になりました。長男のときは、たくさんの学校を見学して渋渋を志望校にしたのですが、そこには親の意思が働いていたと思うのです。そこは親として反省すべき点だったので、次男のときは、本人が熱望する学校を見つけられるまで誘導しないと決意しました。それが次男の場合は良かったのだと思います。やはり、自ら目標を立てられれば、それに向かって自分で計画を立て強い意志で勉強することができるからです。さらに今日の課題をやり終えて時間ができたときには、古い過去問を遡って問題を研究し対策を考えるなど、自ら積極的に取り組んでいました。次男はコツコツと泣きながらでも向き合うタイプでした。


 一方、長男は感覚で解ける部分もあったりして、不安だからもっとやる、もっと確認するという姿勢がなく、過信タイプのウサギさんでした。受験生なのに夏のサッカー合宿に行ったり、秋の運動会では応援団長をしたり、勉強以外の活動にも全力を注いでいました。親からすると、時間ができたのだからもっとやればいいのに、あれもやればいいのにと歯痒い思いでいたことを思い出します。そんな長男ですが、彼は彼の時間軸で成長しいつか気付く時が来たら、自ら猛烈に突き進むのだと信じています。長男は子どもらしいまま覚醒せず受験期を迎えてしまったと思っているのですが、今となってはご縁があった城北で、サッカー部で副キャプテンを務め、板橋大会で優勝するなど部活動に打ち込み、学校生活を思いっきり楽しんでいるので、彼には本当に合っていて良かったと思っています。


 何のために勉強するのか、本当の勉強とはどういうものなのか等、これから自立していく時期に大切なことをエデュコでは教わったと思います。出願直前になり、次男の希望通りの受験戦略でいくと全滅もありうる感じだったので、私が不安な気持ちから、1日校と2日校を入れ替えた方が安全じゃないか?と次男に言ってしまったのです。すると、次男はなんでそんなことを言うのかと反発し、2月2日の偏差値表をじっと睨み始めたのです。その姿を見て、あぁ、この子は、1日は絶対にこの学校をチャレンジしたいのだな、と感じすごく反省しました。私の不安な気持ちが次男に伝染し、強い気持ちで臨んでいたのに変更を検討しなければいけないほど僕は可能性がないのかと余計な不安や心配を与えてしまいました。


 そこで困り果て、テッカに電話で相談したところ、「むずかしい決断だけど私が親だったらチャレンジさせます」と言われ、目からうろこでした。次男に、テッカがチャレンジ受験を後押ししているから大丈夫だよ!今までの計画通り受験しよう!と言い、今後はもう二度とブレないし、子どもが強い気持ちでいるのに水を差すようなことはしないと心に誓ったのであります。親として、親とはどういう存在なのか考えさせられました。何も恐れずに思いっきりチャレンジしておいで、という気持ちで見守ってあげなければいけないのだと。子どもは親が思うより弱くなく、まだ十二年しか生きていないのに、こんなにもたくましく成長しているのだと感じたのであります。


 うちの兄弟は、親よりもエデュコの先生方を信頼していましたし、先生とエデュコの友だちが大好きだったようです。そんな塾で三年間も過ごせたなんてしあわせだと思います。ドキドキハラハラもありましたが、チャレンジしたからこそ悔いのない、いい受験ができました。本当にエデュコの先生方と塾友のおかげです。私たち親も成長させていただきました。長男も次男も「エデュコに通わせてくれてありがとう」と言ってくれ、うれしかったのを覚えています。五年間どうもありがとうございました。

 今後のエデュコの益々のご発展と先生方のご健康とご多幸をお祈りして、お礼の言葉とさせていただきます。