中学受験を終えて

24期生(2017年卒) 受験生保護者

 受験が終わって二週間、テキストや問題集を片付け始めたところ、そこには模試や総合回テストの山。点数を見て、今更ながら『よくこの状態で合格が頂けたものだ』とあっけにとられました。エデュコの先生方に改めて感謝申し上げます。

 

 エデュコに入会したきっかけは、新聞の折り込み広告でした。それまで公文には通っていたものの、わが子の大雑把な取り組みに不満がありましたので、塾もいいなぁ程度で説明会に伺いました。当初からエデュコを希望していたわけではなく、何となく大手の塾を考えていた気がします。ところが、入塾テストの結果があまりにも悪く、これで大手塾に行っても落ちこぼれるだけであろうと、エデュコへの入塾を決めました。エデュコでは、専任の講師が小グループでじっくり教えてくれる体制であったので、ここにお願いするしかないと思ったわけです。


 我が家は共働きのため、平日の塾の勉強はほとんど自主性に任せた状態であり、土日に取組状況の確認はしていましたが、息子はサッカーで土日が潰れ、じっくり勉強に取り組む姿を見たことがありませんでした。娘は机には向かっているものの集中力を欠き、難しい問題が出てくるとすぐに嫌になり荒れていました。受験生らしくなったと感じたのは、お恥ずかしながら六年生の冬期講習からでした。もっと少し早くからじっくり取り組ませれば良かったとも思いますが、それができなかったこと自体が正に実力であると思います。


 志望校ですが、我が家は男女の双子であり、五年生から数多くの学校の説明会に参加しました。子供に「この学校に行きたい」という強い拘りがなかったため、親の考えで何校か選び、子供自身の目で確認させるよう文化祭に足を運びました。今思えば、もう少し偏差値の近い学校を選べば良かったかと思いますが、当時は、これからの伸びしろを考えて背伸びをした学校を第一志望に設定しました。息子に関していえば、六年生の秋まで第一志望校に揺れ動き、最終的には過去問の出来映えで決めたようですが、隠れ第一志望校は最後まで変わりがなかったようです。保護者会で伺った「男子は自分で決めた学校のみ満足度が著しく高い」というお話は事実であると思います。


 年が明けいよいよ埼玉受験。我が家は埼玉校への進学意思はありませんでしたが、保護者会で伺った「疎外感を感じさせないように」という観点で一校のみ受験させました。ところがいきなり二人とも不合格。お試しで軽い気持ちで受けさせた私の失敗でした。受けるからには学校説明会にも一度くらいは行くべきでした。が、ここからの二人の追い込みはかなりのもので、湯田先生の仰る「本番でしか経験できない凄み」が増していきました。一方で、こんなに辛い思いはこれ以上させたくない、あまりギリギリに不合格になると立ち直れないのではないか、と思い追加出願を見送りましたが、二月本番初日、一番大切な日に相当緊張してしまったようなので、一月にもう少し経験させておいても良かったと思っています。その子の性格にもよると思いますが、子供たちは親が思うより強く、またエデュコの先生方にしっかりと支えられていますので、少しくらいのことではくじけないのです。


 二月本番ですが、男女双子であり受験校も多く、怒涛の五日間でした。当時の記憶はあまりないのですが、二日の併願校の合格がどれだけ大切かは何度も子供に言い聞かせました。とにかく落ち着いていつも通りの力を発揮すること、絶対に諦めないこと。お陰様で二日はすべて合格を頂き、三日以降は本人たちの好きなように受験させました。毎日、湯田先生や川橋先生にアドバイスを頂き、苦しいながらも楽しんで受験ができた気がします。


 最後に、エデュコの先生方には本当にお世話になり、ありがとうございました。湯田先生がブログに書かれた通り、「受験生が保護者の前を歩いて頑張った」受験でした。第一志望が叶わなかったことは残念ではありますが、おそらくは受験期間中もその実力を伸ばし続けた子供たちであったと思います。親の力を借りず自分たちで戦い続けるその力こそが、中学生活の礎になると確信しております。

今後も、エデュコとそこで学ぶ受験生の皆さんのご活躍をお祈りしております。本当にありがとうございました。