「娘の中学受験を終えて」

24期生(2017年卒)保護者 納㟢 未菜・母

 長かった二月も気がつけば後半、進学予定校への入学書類も揃って、制服の採寸も済み、娘は普段と変わらない小学校生活に戻りました。仲の良いお友達もみんな塾通いで、すっかり交流も無くなっていましたが、「終わったら遊ぶぞ~!」と毎日集まり遊んでいます。週末も友達がきてバレンタインのチョコづくりを楽しそうにしていました。


 我が家にとって今回の次女の受験は、長女、長男に次ぐ、「三回目の中学受験」でしたが、エデュコの先生方には長男、次女と約六年間お世話になりました。二人とも本当にたくさんの新しい取り組みや学びを根気よくご指導いただきました。ありがとうございました。


 中学受験の経験者としてお話しするとすれば、我が家が経験した三回の受験の約十年だけでもたくさんの変化があったと思いました。もうPC・スマホ無しでは受験は無理・・・?そんな気が致しました。

 特に出願が本当に楽になり、ギリギリまで申し込みが可能、受験料の支払いがクレジットやコンビニ決済、そして受験表に写真データを添付してプリントアウトして持参など、大学生になった長女の時では考えられない変化でした。

 これから受験するご家庭にはPCは必須とお伝えせざるを得ないと思いましたので話題にさせていただきました。


 さて、実際に娘が受験体制に入ると「スタートダッシュがきく姉」、「最後まで勉強しなくて心配だった兄」とも違い、次女は「コツコツやるべきことはまじめにこなすが、成果までに時間がかかるタイプ」という大きな壁と最後まで戦った受験だった気がいたします。学校での勉強とは違いすぎるレベルの高さには、受験当日までずっと悩まされ続けました。

 また、次女は学校行事をしっかりこなすタイプで、委員会活動、和太鼓の発表、音楽発表会の朝練、区展などの作品づくりなどに参加、習い事の習字、水泳、体操もギリギリまで休まず参加していました。

 毎日本当に忙しく、休む暇なく、動いていました。そんなに頑張らなくても…とも思いましたが、おかげで本当に体力がついてハードな受験に元気にチャレンジ出来たのだと感じました。


 少しだけ我が家の学校選びについて話させていただくと、まずは本人の希望で共学校の中だけで選択しました。

 ①出来る限り、アクセスが良い学校。

 ②本人が目標を持ってチャレンジできる学校。

 ③国際社会に対応できる学力をつけられる学校。

を「三本の柱」として学校説明会や授業体験などにも積極的に参加して決めました。

志望校を「アクセスの良い共学校」に絞ると、受けられる学校が極端に少なくなり、ハードルも高く、こんなに学校があるのにこれしかないの?少し遠くしたらどこがあるか?など、PCをフル活用してリサーチ致しました。

 三回目の受験でちょっとトーンダウン気味の私に比べ、今回は主人がびっくりするほど一生懸命で iPad 片手に学校検索し、必要そうな学力の確認、説明会・体験学習の参加など、積極的にかかわってくれました。

 主人も私もフルタイムの仕事をもっているので、うまく検討すべき点を分担して志望校の選定、一月校終わった時点でスケジュールの見直しなどをギリギリまで一緒に行いました。また、次女の模試の結果をみて、希望から現実をしっかり受けとめ、志望校の見直し致しました。


 経験から気がついたことをお話しさせていただくとすれば、

 ①志望校…先生からアドバイスを受け、志望校を選定、実際に見て最終は家庭内で決める。

 ②模試の結果…そのままが現実と受け止める。夢・サプライズはない。

 ③子供の体力や性格を見極め、併願パターンを決める。

  合格→チャレンジ→合格

  チャレンジ→合格→チャレンジなど。

 ④最初から二月五日まで毎日テストだよ!と刷りこむ。でも二月三日までに合格がいただける学校を検討する。

 ⑤とにかく体力とメンタルを強くする。身体のサイクルを整える。


 こんなことを経験から取り入れて、親子で決めた志望校に合格できたと感じています。


 きっと中学に入っても、委員会、部活動などしっかりするだろうと思っているのでとにかく近くて家から徒歩十分、面倒見が良いとの定評のある進学校に決まって、本当に嬉しいです。楽しい充実した学校生活を送ってほしいと願います。


 最後になりますが、エデュコの先生方にはたくさんの体験と質にこだわった勉強をさせていただいたこと、受験期間には毎日激励していただいたことなど、たくさん感謝をお伝えしたいと思います。


 また、二月一日~三日の三日間、毎日午前、午後四教科受験にチャレンジした娘に 「良く頑張ったね。偉かった!!」という言葉を贈りたいと思います。