中学受験を終えて

23期生(2016年卒) 保護者  草野 博子

 「らしくあれ」とは、私の母校の校訓の一つであり、我が家の受験もまた「健吾らしく」を実践したものだったと思います。

 低学年の頃から立教新座キャンパスでの水泳教室に毎夏通った息子は、その雰囲気に憧れ中学受験をしようと決意した様です。

 「健吾やりたい!! エデュコに入る。」と宣言した日を鮮明に覚えています。


 とはいえ、四年生の時の息子は、サッカーとスイミングが週二日ずつ、学習に当てられる時間は僅かで、試合等が入れば宿題をこなす事さえ大変でした。息子のノートを見て愕然とした事も勿論あります。


 五年生からは、理社の受講の為サッカーの退団を考えたもののコーチや友人に説得され、結局続ける事になりました。御三家の授業はとれず時間のやりくりを工夫して毎日を過ごしました。隙間時間と朝の少しの時間を利用し、共に算数応用演習問題に取り組みました。毎土曜日のウィークリーは、サッカーの練習終了後、時には練習着のまま駆けつけました。


 そして、六年生になってもスイミングだけは続けました。

 その間、頑張る息子を誇りに思いながらも「どっちつかず」にならないかと、どれだけ心配したことでしょう。習い事を続けるにあたり、私達は二つの約束をしていました。第一は健康管理。夜は遅くとも十時には寝る事。勿論エデュコの授業の日も同様です。帰りの車中でおにぎりを頬張り急ぎ入浴して寝ました。第二は、学校を疎かにしない事。息子は各行事でリーダーになり学校生活を満喫している様でした。しかし、一方でヘトヘトになっている時もあり、私は“どうか乗り切れます様に”と神頼みするしかできませんでした。


 エデュコの先生方、友達には、本当によくして頂きました。答案練習会でテッカが息子にかけてくださった言葉は私の思いと全く同じで驚きでした。受験当日の激励をジャムに頂いた時、入塾テスト時の光景がよみがえり、ずっと寄り添っていただいた事を痛感しました。ナミヘイが話してくださる授業の様子に、毎回安心感を頂きました。


 「石の上にも三年。」石の上で頑張り続けたエデュコの子供達と石になって支え続けた親達。本当に素敵です。有難うございました。そして、これからも、よろしくお願いします。

 最後に後輩の方々へ。入試時の道案内やお手伝いの生徒達に、是非、挨拶を返してください。緊張が和らぎ、きっと良い結果に繋がると感じています。